日常診療している際に、診察する頻度の高い外傷を左記にまとめました。研修医や当直医師の方など、整形外科専門医でない方の参考になればと思います。 肘内障と足関節脱臼骨折は動画も視聴できます。
骨折や外傷を診療する上で、まず基本となる書籍が下記の3冊です。「今日の整形外科治療指針」は辞書的に使用しますが、「図解 骨折治療の進め方」と「図解 四肢と脊椎の診かた」は通読してマスターするとよいでしょう。
全身に約200個ある骨は、さまざまなタイプの骨折を併発します。初学者や整形外科が専門ではない医師にとって、骨折しているかどうかさえ自信をもって診断できないことも多いと思います。
そのような整形外科専門医以外の医師にとって、『救急・当直で必ず役立つ!骨折の画像診断 』は、お勧めの書籍です。
豊富な図や画像が提示されているため、ほとんどの骨折や脱臼に対応することが可能だと思います。
整形外科を志すなら、キャンベル(Campbell's Operative Orthopaedics)は必須でしょう。私の経験では、どんなに珍しい骨折や疾患に遭遇してもキャンベルに載っていないことはほとんどありませんでした。
最近は従来のペーパー版以外にも、DVDやe-ditionもあって便利です。このような辞書的な医学書は、電子書籍と相性が良いと思います。
骨折に関してはfractures in adultとfractures in childrenもはずせません。特に、fractures in children は珍しい小児の外傷に遭遇したときに威力を発揮します。