大腿骨転子部骨折の手術で、スクリューの刺入角度や刺入部位を皮膚上にマーキングしている医師を見掛けます。
これと同じ要領で、術前に透視下に下肢アライメントを皮膚上にマーキングすることで、インプラント設置の精度が上がると思います。
具体的には、麻酔導入の時点で透視を使用して下記のマーキングを行います。
この方法で、より正確なTKAの骨切り角度を得ることが可能となります。少しでも術中の不確実性を減らすための工夫です。
大腿骨頭中心に貼付する心電図モニターの電極シールは、下の画像のように生食(500ml)のキャップ上に貼ったものを、皮膚上にサージット等で貼付すれば、シーツの上からでもすぐに分かります。