勤務医がクリニックを開業する際には、ほとんどの場合で銀行融資を利用することになると思います。銀行融資を成功させるポイントは下記のごとくです。



取引支店選択の重要性

 

  • 融資条件を決定するのは財務内容だけではなく、担当者の力量も重要
  • 同じ資産内容でも、取引支店や担当者次第で融資条件に差が生じる
  • 融資申込をするなら「店格」が高い支店がベスト
  • 店格が高いのは、その地方の中心支店
  • 取引支店がどの顧客層をターゲットにしているのかを理解する =「店質」の見極めが重要
  • 法人での融資申込みなら法人主体店である「店格」が高い支店が望ましい
  • 融資案件の多い支店(=「店格」が高い支店)に申込む方が有利


銀行担当者が融資の成否を左右する

  • 一見さんとして店舗を訪問し、融資を申し込んではいけない
  • 新規客には経験の浅い若手が担当になるので融資が下りる可能性が極めて低くなる        
  • 取引支店のエース(ポイントゲッター)をつかまえることがベスト
  • ターゲットの銀行と取引のある方に紹介してもらうことがベスト  


その他

  • 取引行は1行だけでは競争原理が働かないので、複数行と取引する方が望ましい
  • 決算期(3月)や中間決算期(9月)を狙うと有利な条件で融資が通る可能性が高まる  

 


私は収益不動産の融資で4行(メガバンク・地銀・信金・政策公庫)と取引していますが、その経験に照らし合わせても講師がおっしゃられていた事柄は正鵠を得ていると思います。


特に、銀行担当者の力量は融資の成否を左右します。行員の力量が最も高まるのが30歳台前半だそうで、40歳前後にピークを迎える外科系医師とは少し様相が異なるようです。


しかし、担当医師の力量で治療成績が大きく異なる医療の世界と同様に、銀行融資においても担当者の力量が融資の成否に大きな影響を及ぼすようです。

 

 

 

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・ 銀行融資のポイント

 

 

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