勤務医で開業医並みに稼ぐで提示したように、高所得な勤務医として以下の3つのパターンがあります。

 

 

  1. 手術症例の集患能力が高いため、複数個所の病院から常勤医として給与を得ている。
  2. バイト医として生計を立てている
  3. 民間の小規模病院に勤務+日勤バイトを持っている
  4. ( 一般病院勤務+日勤バイトを持っている )

 

 

 

上記の中では、能力的なハードルが低くく決断しだいで実現可能なので③が最もお勧めです。そして、そのポイントは平日に研修日を取ることです。

 

 

ただし心理的に日赤や医療センターなどの急性期病院へ後戻りできないことが多いので、経験年数10年目以上のある程度の実力と経験を蓄積した医師の選択枝のひとつでしょう。

 

 

上記はあくまでもお金に関する点にだけフォーカスした選択枝として提示していたのですが、最近になって同僚の置かれている状況を見て、もうひとつの利点があることに気付きました。

 

 

その利点とは、メインの勤務先以外にもうひとつの日勤バイトを持つことが、私達の人生に降りかかる様々なトラブルに対するリスクヘッジになる ということです。

 

 

例えば、大学医局から意に沿わない異動を提示された時やメインの勤務先での人間関係のトラブルを抱えた時に、もうひとつの日勤バイトを持っていると、そこが緊急避難場所の役割を果たすのです。

 

 

もうひとつの日勤バイト先を確保しておくことで、下記の如くのメリットがあります。  

 

 

  1. 最低限の収入を確保しているので、大学医局やメインの勤務先と対等な立場で折衝できる  
  2. 最低限の収入を確保しているので、次の勤務先をじっくり探すことができる  
  3. タイミングが合って勤務条件が良ければ、バイト先の病院の常勤医となる選択枝もある

 

 

自らの意志で勤務先の病院を変えることは人生に大きな影響を及ぼすので、どのような理由がある場合でもじっくりと吟味して決めるべきだと思います。

 

 

そして、そのような不測の事態が発生しても、優良な日勤バイトをひとつでも持っていると非常に有利な状況を確保できるのです。

 

 

ただし、注意点がひとつだけあります。日勤バイトの病院が大学医局の関連病院である場合には、緊急避難場所の役割を果たせない という点です。考えてみれば当然のことですね。

 

 

日勤バイトを見つけるには民間斡旋業者の助力が必要となります。民間斡旋業者を利用する場合のポイントはアルバイト基本講座にまとめていますので、参考にしていただければ幸いです。

 

 

不測の事態が発生してからでは手遅れなので、あらかじめ優良な日勤バイトを探しておくことを強くお勧めします。皆様のご多幸をお祈り申し上げます!

 

 

 

※ 大学医局やメインの勤務先とは極力良好な関係を維持するべきです。あくまで不測の事態に備えてのリスクヘッジとして提案しているだけです。

 

 

 

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