関節リウマチは、整形外科の中でも進歩が特に著しい分野のひとつです。まさに日進月歩なので、初学者が関節リウマチをマスターしてアップデートしていくのは少しハードルが高くなってきています。現在の関節リウマチの治療体系を俯瞰するために、関節リウマチ治療実践バイブルは最もお勧めの書籍です。2~3回通読することで全体像を掴むことができます。
リウマチ病学テキストは、関節リウマチ治療実践バイブルが発刊するまでは関節リウマチの初学者に最もお勧めの書籍でした。関節リウマチだけではなく、膠原病も網羅されているので辞書的に使用すれば良いと思います
生物学的製剤による治療体系のパラダイムシフトほどではないですが、診断や治療効果を判定するためのツールとして非常に重要性が増しています。
リウマチ専門医にとって、関節エコーは内科医の聴診器のような存在です。マスターするには多数の症例を経験するしかないですが、基礎となる知識を習得するために下記の書籍はお勧めです。
関節リウマチ治療のキードラックとしてMTXの重要性はますます高まっています。MTX使用法の習得のために、メトトレキサート(MTX)診療ガイドライン2011年版は必読です。また、生物学製剤について俯瞰するためには、松原先生の書籍を一読するとよいでしょう。